「自分の家紋、知ってますか?」
とお聞きして、すぐに答えることができる人って、今までの経験では、とても少ないです。
では、自分の家紋は、どのように調べれば良いのでしょう?
この記事では、一般的な内容と思われることを書いています。地方によって風習が違う場合は、それに従うことになると思います。
家紋の調べ方
お墓参りに行く
自分の家のお墓に家紋が入っていることが多くあります。お墓参りもできて良いですね。
親に聞く
手っ取り早い方法ですが、親も知らないということもよくあります。
父親の紋付袴、母親の黒紋付を見せてもらう
「紋付」というように、家紋が付いた和服ですので、これに付いている家紋を見せてもらいます。ただし、紋付が譲り受けた物だと信頼度は低くなります。
親戚に聞く
父方と母方では、ほとんどの場合、家紋は違います。どちらの姓を名乗っているかで自分の家紋は決まってきます。基本的に同じ姓の親戚同士は、同じ家紋であると思われます。ただ、本家がある場合、本家は「丸なし」と分家は「丸付き」と少し違う可能性もあります。
自分の家のお墓に家紋が入っていない場合は、親戚のお墓を確認するという方法もあります。この場合も、同じ姓の親戚のお墓を調べることになります。
家紋の名前の調べ方
家紋には、名前があります。
私の家の家紋は、「丸に橘」です。比較的、多い家紋です。
家紋を調べて、図柄は分かったものの、名前が分からないということもあります。
このような場合は、Google画像検索を使って検索してみると、簡単に答えに行き着くことができます。
特殊な家紋の場合は、見つからない可能性もありますので、図書館で家紋辞典などで調べることになります。
それでも分からない時は
先祖調べをする
先祖をさかのぼって見つけた親戚に聞いたり、お墓を調べたりします。
自分で決める
家紋は、親から子へ伝えられるのが一般的ですが、身分が上の人から与えられることもありましたので、その場合、そこで家紋が変わることがあります。戦国武将がいくつも家紋を使っていることがありますね。
家紋は、法律で決まりがあるとか、絶対に変えてはいけない、というものではありません。どうしても分からない場合は、自分の好きな紋に決めてしまうということもできます。その場合、一部の家紋は、特別な意味を持つものがあるので、注意してください。
また、あなたの子孫が先祖調べをした時に、あなたが決めた家紋によって混乱する可能性があるので、あなたが決めたということを記録として残すことができると良いと思います。