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岩倉街道を歩く|家康が認めた日本三大市場がここにあった!

目次

見学記録

岩倉街道

前半の巻(清須市~名古屋市西区~北名古屋市)

愛知県の名古屋市と清須市の間を流れる庄内川しょうないがわ
かつて、この辺りで川を渡れる唯一の橋が、この枇杷島橋びわじまばし
とても貴重な場所だったようです。

今では、少し西側に新たな枇杷島橋が掛かっていますが、昔は中洲があり、そこを中間点として2つの橋が掛かっていたようです。

岩倉街道 枇杷島橋
岩倉街道

美濃路と合流するこの橋の西詰が、岩倉街道の始点です。
「西枇杷島町橋詰」という地名が、この辺りに残っています。

前置きが長くなりましたが、さぁ、ここ清須(枇杷島)から岩倉方面目指してあるきましょう!

岩倉街道

と思った矢先、気になる人発見!
降りていってみましょう。

なんとこの人、自分と同じくらいの大きさの大根を担いでいますよ!

岩倉街道

ここが美濃路と岩倉街道の分岐点だったことが分かりました。
しかし、一里塚いちりづかとは何でしょうか?
調べると、一里(約4km)ごとに設置された塚ということらしく、目印となる木などが植えられていたようです。
昔は、今より見通しも良く、通行人の目標となっていたんでしょうね。

道標の案内板の他に、大根を持った人の像の由来についても書いてありました。

家康からのお墨付きの市場として、栄えていったんですね。
慶長年間、家康70歳近くの話のようです。
この辺りにあった青物市(枇杷島市場)は、今の豊山町の北部市場の前身でもあるということも、調べていく中で分かりました。

少し歩くと、名鉄の線路の脇に、倉庫がありました。
背が高いです。
と、言うことは…

岩倉街道

この山車だしが見られるのは、『尾張西枇杷島まつり』。
毎年6月の第1土・日曜日に開催されているようで、江戸時代から続く伝統的なお祭りのようです。
からくりの山車、近くで見てみたいです。

岩倉街道
名古屋鉄道の線路。左は須ケ口方面、右は犬山方面。

踏切を渡る時に、この景色に圧倒されました!
線路なのは分かっているんですが、人生の岐路に立たされているような不思議な感覚。
しかし、今日の我々は、このどちらも選びません。
岩倉街道まっしぐらです!

岩倉街道

ジャンジャンジャ~ン♬あ~ぁ~

岩倉街道

堤防沿いを歩いていると、ギターの弾き語り青年。
素敵なBGMをありがとう♪

岩倉街道

道中、ほこらが時々見受けられます。
道行く人々を、守ってくれているようです。

どんなお城だったかは分かりませんが、小田井城がこんな風に見えたのかなぁ。
(↓わたしの脳内再生画像)

岩倉街道

22号線沿いの『古城』という交差点名が、その小田井城跡を唯一示してくれています。
今では、22号という大きな道路が走っています。
地中では、今か今かと発見される日を夢見る史跡たちが眠っているのかも。

♬~サックスの練習をしていた紳士。
この庄内川沿いは、いろんな音が漂っていて、とてもいい気分。

岩倉街道

猫たちも、音色に誘われてお昼寝?

岩倉街道
岩倉街道

赤とんぼ橋と並行している下の道路(国道22号線)は、歩行者横断道路がありません。
なので、道路の下をくぐってきたというわけです。
サックス紳士と猫にも会えたので、ラッキーでした。

岩倉街道

少し歩くと、分岐点があります。
走っている人に付いていきそうになりましたが、左を行きます。
(あ~テトラポットひだり~に~♪)

岩倉街道

なんて歌っていたら、蝶のような葉を発見。

岩倉街道

堤防とも、そろそろお別れ。
看板には載っていない道を行きます。

岩倉街道

ドッグランや庄内緑地公園を右手に、下へ降りていく左側の道を行きます。
密集した家々に期待感も上がります。

岩倉街道

地図 ①

この辺りから、名古屋市西区に入ります。
何となく昔の造りの家も見受けられ、雰囲気があります。

岩倉街道

おや?右手に何か見えてきました。

岩倉街道

五所社?
どんなところでしょうか。
少しおじゃましてみましょう。

岩倉街道

なかなか歴史を感じさせる、雰囲気のある場所です。
どことなく神秘的な気を感じます。

岩倉街道

なるほど!
5つ祀られているから、五所社と言うのか!
と思って写真を撮ったんですが、帰ってから解説板をじっくり見ると、

  1. 八幡社(白山社)
  2. 神明社
  3. 天神社
  4. 愛宕社
  5. 熊野社

の五社を祀っているので五所社と言われているようです。
本殿の中にいらっしゃるのかな。
ここでお参りしたら、一石十鳥くらいご利益ありそう。

岩倉街道

街道の起点にあった青物市場に野菜を運び、帰路はこちらの小田井村で、味噌や油、生活用品を買ったんですね。

案内板の右下に載っている名所図会めいしょずえ
あれ?
見たことある人が!

岩倉街道 名所図会

岩倉街道の起点にいた、あの大根かついでた人!
あの像は、この絵をモチーフにしていたんだ。
予期せぬ再会、ちょっと嬉しい♡

北へ1分ほど歩いたところに、こちらもまた歴史のありそうな神社。

岩倉街道

と思ったら、『善光寺別院 願王寺がんのうじ』と石碑にあるので、お寺。
鳥居があるから神社かなと…。
頭の中、少し混乱気味。

善光寺ってあの長野の善光寺が有名ですが、関係あるのか調べてみました。
すると、全国に広がった善光寺信仰の寺院は、なんと443箇所もあるとのこと!
その一つが、こちらの願王寺さんなのですね。
善光寺サミットという集いもあるみたいです。

岩倉街道

至るところに、立葵たちあおいの紋。
長野の善光寺と同じ紋です。

岩倉街道

モダンな本堂。

岩倉街道

石に紋が彫られてたので、近づいてみると…

3つのモチーフが重なってるように見える。
なんだろう。鈴?
すごく気になるけど、う~ん、わからない…。

岩倉街道

井桁に桜?

善光寺さんを出ると、一気にタイムスリップ。

岩倉街道

黒い壁がいい味を出しています。

岩倉街道
岩倉街道

中小田井駅なかおたいえきの高架下まで来ました。

岩倉街道

小田井おたいは、かみ・中・しもの3つに分かれており、それぞれの名前の名鉄駅が存在しています。

岩倉街道

中小田井駅をくぐって、真っ直ぐな道を行きます。

岩倉街道

地図 ②

あ!
この交差点知ってる!

岩倉街道

大木曽おぎそ」という交差点。
近くに上小田井駅や、mozoという大きなショッピングセンターがあるので、とても交通量の多いところ。

岩倉街道

まさか、ここに繋がっていたなんて、驚きです。
今日一番の驚きでした。
こういう発見や気付きが、たまらなくおもしろい。

岩倉街道

そして、今あるメジャーな道ではなく、この赤ラインが岩倉街道。

岩倉街道

新川という川にある、平田橋を渡ります。

岩倉街道

橋を渡り終えると、「馬頭観音ばとうかんのん」がありました。

岩倉街道 馬頭観音

ひたすら真っ直ぐ

岩倉街道

この辺りから、北名古屋市
この直線見ただけで、どっと疲れが…。

岩倉街道
岩倉街道

こういう小さな祠や神社も、いつからあるものなのかな。
案内板があると嬉しいな。

岩倉街道

名鉄の線路と平行しているので、何度も見かける赤い電車。

岩倉街道

「ここは九之坪 岩倉街道」
こうして、道案内があると本当に安心します。
昔の道標や一里塚の大切さが、分かるような気がします。

岩倉街道

竹田の交差点。

岩倉街道

そして、また一直線の道…。

岩倉街道
sugiura

店長、ゴールまであとどれくらいあります?

店長

あと半分くらいかな。

sugiura

(ゔ…まだ半分) すぎうら、ギブアップです…

店長

(え?もう?) OK!後半は後日だね。

ここまで1万3000歩。
へなちょこ副店長。もう少し鍛えなきゃね。
後半に続く…

後半の巻(北名古屋市~岩倉市)

日を改めて、岩倉街道の後半です。

岩倉街道

地図 ①

気持ちいいほど一直線

岩倉街道

西春駅周辺は電信柱がなくて、空が開放的。

岩倉街道

進路方向の左側に、温泉看板が見えてきました。

岩倉街道

振り返って見ると、遠くに煙突が見えました。
結構お客さんもみえるようです。

岩倉街道

少し歩いて行くと左側に、立派なほこら。
石碑をよく見ると、『天照皇太神宮』と記されています。

岩倉街道

「米野」交差点。
振り返って撮ったので、今歩いて来た道が見えています。

岩倉街道

春には桜並木が美しい、『五条川』までやってきました。

岩倉街道

橋を渡り終えると、なんとも魅惑的な石碑が!
いよいよ、街道らしい古めかしいものに出会えました。
早速、近付いてみましょう。

岩倉街道
岩倉街道

地図 ②

神明太一宮一神門…どこで区切るのか、読めません。
神社があったの?

岩倉街道

調べると、かつて「神明太一宮しんめいだいいちのみや」(現在は「神明大一社」)の鳥居の門が、この岩倉街道に建っていた名残のようです。
その神社は、岩倉駅のすぐ北側に建っています。
約2.5kmも離れたこの場所に鳥居があったなんて、そうとう大きな力を持った神社だったのでしょうか。
昔ならさえぎるものもなく、2.5km先の神社を目印に(よし、がんばろう!)と歩いていたのかもしれません。

鳥居を想像しながら周りをキョロキョロしていると、また発見!
もう一つ、案内板みたいなのがあります。

岩倉街道

回り込んで見てみると…

なんと!
注意、左右確認。^^;
歴史的なものかと期待したので、ちょっと力が抜けてしまいましたが、いや、待てよ…。
ここに、注意看板が建っているということは、ここは歩く道があるということ。

岩倉街道

ほほう。看板の先に目をやると、草が生い茂っているものの、確かに道といえば道。
調べてみると「尾北自然歩道」というハイキングコースみたいです。
高低差の少ない、ゆるやかな全長27㎞のコースのようですので、桜を愛でながら散歩するのも良さそうですね。
一度に27km踏破は、厳しそうですが。

岩倉街道
五条川沿いの尾北自然歩道/ハイキングコース

寄り道も楽しいですね。
さ、岩倉街道に戻ります。
ここからも、また真っ直ぐな道が続きます。

岩倉街道

進路方向右側を見ると、突き当りにアーチ状の建物があります。
気になるので、寄り道。

岩倉街道

名古屋鉄道、大山寺たいさんじ駅でした。
駅はお手洗いもあるので、要チェックですね。

おや?
駅舎の左側に小さなほこらが。

岩倉街道

古びた石碑が、秘密の暗号みたいでドキドキします。
「気附地蔵尊」
お花も供えられ、地域に愛されているお地蔵様のようです。
温かい気持ちになります。

岩倉街道

お地蔵様の足元に、家紋がありますね。
まんじ
形が反転していますね。 まんじ と卐(写真)
『丸に右まんじ』といったところでしょうか?

岩倉街道

名鉄めいてつ(名古屋鉄道)の、おなじみの赤い電車。

岩倉街道

線路を渡ります。

岩倉街道
岩倉街道

地図 ③

しばらく行くと、また出てきました。
さきほどは、『神明太一宮神門舊跡』 でしたが、
こちらは、『神明太一宮神門舊跡』
舊跡きゅうせきは、歴史上の事件や建築物などがあったあと、という意味らしいです。

岩倉街道

ふと、左側に目をやると、突き当りに、ひっそりと存在感のある建物が。

岩倉街道

門の壁に案内板があります。

岩倉街道

お~!これはビンゴ!
織田氏ゆかりのお寺じゃないですか。
ん~でも信安夫妻…?どなたでしたっけ。(^o^;)

岩倉街道 誓願寺
織田伊勢守信安夫妻墓

扉に織田木瓜

岩倉街道

抱き茗荷?
花みたいなのも咲いている。
腑に落ちなくて、とことん調べました。

岩倉街道

これは『抱き花杏葉だきはなぎょうよう』という紋らしいです。
馬具等の装飾品らしいのですが、う~ん、イメージが湧きません。
でも、茗荷ではないことが分かりました。
一つレベルアップかな。

岩倉街道
岩倉街道

(※) 士林泝洄しりんそかい…尾張藩士の系譜を集めた系図資料

境内には、他に白山神社

岩倉街道

大迫力の弁慶の木像!

岩倉街道

「弁慶と牛若丸(源義経)」が橋で闘ったというような話は、修学旅行で聞いたような淡い記憶があったんです。
まさか、弁慶が源義経の家来になったとは、知りませんでした。
どちらかが、亡くなったんだと思ってました。
(忘却の生き物~♪)

店長にそのことを話したら、『勧進帳かんじんちょう』もそうだよね、と。
勧進帳と言ったら、歌舞伎で有名なのは何となく知っていますが、お二人の話だったんですね。

ベニーKの『弁慶&牛若丸』の曲が昔から好きだった割に、全然理解していない私。

『誓願寺』をあとに、岩倉街道沿いでは、いろいろな生き物に遭遇。
店長曰く、『しおからとんぼ』というらしいですが、塩辛?
日本酒が飲みたくなる名前です。

岩倉街道

鯉の赤ちゃんでしょうか。
「にぎやかくていいわよね~」と、近所の方が自転車越しに話しかけてくれました。
地元の人との何気ない会話。
温かい。

岩倉街道

歴史のありそうな、古民家。
きっと家の中は別世界なんだろうなぁ。

岩倉街道

「下本町下市場」の交差点。
この辺りは岩倉城跡ですので、岩倉街道から離れ、寄り道しましょう。

岩倉街道

「下本町下市場」の交差点を右(東)に徒歩2分。

岩倉街道

岩倉城跡の碑が建っています。

岩倉街道
岩倉街道

『丸之内』という地名がありました。
その上は、まさに『城址』という地名。


岩倉街道 岩倉城

道を挟んだところに、『城跡休憩所』があります。

岩倉街道 岩倉城

町の至る所にある、謎めいた祠。

岩倉街道

『岩倉廿一大師十一番札所』吉祥寺の石碑。
何を意味しているのだろう。
ちなみに、この『廿一』で21の意味らしい。
十(10)と十(10)=廿(20)
なるほど!

岩倉街道

奥にお寺がありました。
吉祥寺さん。

岩倉街道 吉祥寺

こちらも大変趣があります。

岩倉街道 吉祥寺

『ねむり亀』
確かに亀に見えますね。

岩倉街道 吉祥寺

この先に、歩いてきた道中石碑(門跡)のあった、『神明大一社』があるようです。
が、この時には、そんなこととも知らず…帰路につく。

岩倉街道

岩倉街道は、どこまで続いて、どこに繋がっているのでしょうか。
そのヒントにまた会える日まで。
まだまだ見知らぬ歴史が、たくさん埋もれていそうです。

街道情報

名称

岩倉街道(いわくらかいどう)

所在地

  • 清須市枇杷島町
  • 名古屋市西区(小田井)
  • 北名古屋市
  • 岩倉市

本日出会った人数

前半:5~6人
後半:4~5人

※私たちが見学した時の情報です。
最新情報と異なる可能性がありますので、公式情報等をご確認ください。

岩倉街道
岩倉街道

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この記事を書いた人

ディライト・グッズ副店長 & Web屋助手

三河生まれ尾張在住の歴史初心者。
自由気ままに、歴史・史跡・家紋のワクワクをご紹介。
街のいたるとろこにある解説板を見つけると、一気にテンションあがります。

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