見学記録
今回訪れたのは、三河地方にある岡崎市の『山中城跡』です。
障子堀が有名な、静岡県三島市の方ではありません。
同じ名前のお城って、結構あるものなんですね。
そして、ここ三河山中城は、徳川家康の祖父、松平清康が攻めた城でもあるということです。

岡崎市東部市民センター
名古屋から1時間弱、名鉄電車「名電山中駅」で下車。
城跡へ行く前に、東部市民センターに寄りました。

ジオラマがあります。
尾根伝いに、曲輪や堀があるのがよく分かります。

マップが玄関に置いてあり、1枚いただきました。
QRコードで解説も見られるようです。
山中城址遊歩道
駅から歩いて15分。
城跡入り口へ到着。
このアプローチに、期待も上がります。


イノシシよけの柵が、山全体に張り巡らされていました。
出入りする際は、柵の施錠確認が大切ですね。
馬出し
虎口(出入り口)のを守るための小さな曲輪。
馬は居なくても、馬出し。

「出馬」という言葉もあるように、「馬」には打って出るという意味合いもありますね。




東曲輪


上から狙われたら、一溜まりもないです。


北東尾根曲輪


狭い急な道を降ります。


へっぴり腰で恐る恐る歩く私に、同行者の方が杖を貸してくださいました。
折りたたみ杖、軽くて丈夫!
これは頼もしい味方です。


竪堀
草に覆われて分かりづらいですが、竪堀があります。


主郭


約1時間で、主郭に到着。




二の曲輪
ぐるっと周りには、土塁が残っています。


虎口


堀切


堀切の上から、狙われてしまいました。


今でこそ木々に覆われている城跡。
その昔は、敵に火をつけられたら、あっという間に燃えて落城ということになりかねません。
そうならないためにも、木々は切り倒し燃料などにし、根っこは残し、土山が崩れないようにしていたということです。


地形図
お城情報
名称
三河山中城
別名
資料では「医王山」としても確認されている
城地種類
山城
築城年代
大永4年(1524)~不詳
築城者
西郷氏?岡崎松平氏?
主な城主
松平信貞
今川氏
松平氏
遺構
曲輪、堀、土塁
所在地
〒444-3514 愛知県岡崎市羽栗町長寄
開城時間・休城日・入城料
該当なし
本日出会った人数
5~6人(同行者は含まず)
アクセス・駐車場
電車
名鉄「名電山中」駅から徒歩約15分(約1km)
車
愛知県岡崎市羽栗町田中
こちらの専用無料駐車場が便利です。
4~5台停められるようです。


※私たちが見学した時の情報です。
最新情報と異なる可能性がありますので、公式情報等をご確認ください。